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この度、弊社代表の池田耕平が新たに監修させていただきました書籍「一流サンプル職人が教える最高級ブランドバッグの仕立て技術」がスタジオタッククリエイティブより3月2日に発売となります。

フォーマルなレディースバッグをご自身で製作できるよう、”2WAYショルダートートバッグ”と”ブガッティ型ファスナーバッグ”の2型を収録しています。この2型のバッグには、他のバッグの製作にも応用が効くような基本的な技術がたくさん含まれています。高級レディースバッグ仕立ての登竜門として、まずはチャレンジしていただきたいデザインです。

バッグのことを知り尽くした一流のプロだからこそ分かる、細やかな知識と技術を、本のすみずみまで豊富に詰め込みました。工程の一つひとつにまで気を配った緻密な設計、型紙の工夫、効率的な手順、精巧な漉きや芯材による素材のコントロール、デザインと機能性のバランス、美しい立体と曲線の出し方、めりはりをつけた補強による耐久性の向上。実際にバッグを仕立てる工程をつぶさに追いながら、その膨大な情報を余すことなく解説します。企画から1年以上の歳月をかけてようやく完成した自信作です。

本書「はじめに」の部分をご紹介します。皆さまが『最高のバッグ』を製作できるように、この本で池田耕平の持てる技術の全てをお伝えしています。

『バッグを中心とした革製品はすべて、プロによって、最高の技術をもって作られている、と思われがちだが、実は違う。プロがゆえにコストや時間、生産効率の向上、さらには作る職人の専門性の偏りなど、さまざまな制約から、簡易的な仕様を選んでいる。
『最高のバッグ』を生み出すひとつの道は、そういった商売上の制約を超越して、品質を重視した製品をリリースできる、いわゆる高級ブランドの販売戦略だ。ブランドでは、製造の過程がそれぞれの専門家となる職人に分業されるため、製品としては最高峰と言えるレベルを維持できる。しかしそれでも、製品である以上はコストや生産効率などの制約が存在する。
それでは、高級ブランドレベルの知識と技術を持ったサンプル職人・池田氏が、そういった制約を取り払い、デザイン、フォルム、耐久性、全体の雰囲気から細部の作り込みまで気を配り、クオリティ重視のバッグを作ると、どうなるか。本誌は、その結果として完成した2種のバッグの作り方を解説する。
設計にあたり、革の仕立てで一般的な設備のみを使い、再現不可能な技術は使わず、材料や構造に工夫を積み重ねることのみで品質を上げるよう心がけている。一部、入手しにくいプロ仕様の道具や材料はあるものの、一つひとつの情報と工程を丁寧に追えば、一般の環境でも再現ができるように構成している。』

前回の監修本「一流サンプル職人が教える本格革財布の仕立て方」にはあまり詳しく掲載されていない革漉きの技術も今回は詳しく解説しています。ベテランの職人は感覚で漉く事が多く、このように解説してくれる事はまずありません。これだけでも貴重な資料と言えるでしょう。
内容も前回同様かなり詳しく説明しています。高度な技術も多く、書籍だけではわかりにくい部分はオンラインコースの動画をおすすめします。池田耕平自身が解説しながら作業をしているため、実際の手捌きを見る事が出来ます。書籍収録のバッグの動画は、書籍発売日3月2日に公開予定となっております。

アトリエケーアイのオンラインショップから予約していただいた方全員に特典として、オンラインコースの動画教材
・2WAYショルダートートバッグ
・ブガッティ型ファスナーバッグ
が”50%オフ”でご購入いただけるクーポンを同梱させていただきます。この機会にぜひご予約ください。